私は、司馬遼太郎の昔からの大ファンで、彼の小説、対話集、その他色々な著書を読ませてもらった。それは彼の文章力のうまさ、卓越した洞察観、あるいは一つの小説を書くにあたって、膨大な資料を駆使し、又小説の現場に何度も足をのばし、探索と探求を行っている事である。誰か著名な作家が、彼の事を「国民的作家」と呼んだが、正にその通りと思う。そして今私は、彼の集大成のような本を読み始めた。全43巻あるそれは、「街道をゆく」である。過去何回かは、読んだ記憶があるが、第1巻から今は第3巻まで読みあさっている。が、それはいいのだが、この本の末尾に「司馬遼太郎記念館」のご案内と称したものがあって、場所の地図も出ている。しかも記念館友の会のご案内に一般会員3千円、サポート会員1万円、企業サポート会員5万円とある。声を大にして言いたいのは、この記念館は、彼の遺志で作られたものなのか。いや、そうではないと信じたい。もしそうなれば、彼に対する尊敬の念が半減する。何と俗な事かと思いたい。彼を支持する大勢の人は、そうではないだろうと思うが、これはまるで一つの宗教にすぎない。宗教の発生は、初期はまことに純粋であった。それが今はどうだ。教会は、お寺は、何だかんだと言いながら寄付を信者からねだっている。この記念館も是非そうならぬ様願いたい。天国の司馬遼太郎が見たら、何と馬鹿げた宮殿を作ったものかと笑っているだろう。
「今日のトップ見出しは、首相退陣要求強まる」だ。この記事に関して、1,3、4面の関連記事をつぶさに見た。第一印象として、この首相は、自分の支持率(現在10%)民主党の支持率を新聞やニュースで見ているのだろうか、又見ていても無視しているのか。このままでは、参院選に勝利が、見えてこない事は、首相自身は、わかっているのか。参院議員のアンケートによれば、民主党員で首相続投を支持した人は、7~8人にすぎない。改選される議員は、皆不安感を持っている。支持母体は、助けてくるかもしれないが、浮動票は、明らかに民主離れしている。野党は、連合して首相問責議案を提出するようだが、これには、社民党の参院議員5人も同調する。又民主党の参院議員も同調しかねない何人かが、いるはずだ。そうすれば、この議決案は、通る。法的根拠は、何もないが、首相にとって国民への大きなダメージとして残る。彼は、小沢幹事長が、鈴を首相の首に付けられるかどうかと言う事だろう。鳩山首相の言動には、ほどほどあきれて物が言えない。自分の吐いた言葉に全然責任を取らない。それが、庶民感覚と違う。まるでお公家さんのような今日この頃であらしゃいますな。
ヤフードームで、ソフトバンクとヤクルトの第3戦が、行われた。ソフトバンクは、杉内、ヤクルトは、中沢の先発で試合は始まった。杉内は中5日と言う事で、ちょっと心配されたが、その心配が、当たってしまった。1回に1点、4回に1点取られ、ソフトバンクも川崎のタイムリーで4回に勝ち越し、中沢を引き摺り下ろした。しかし7回にもとソフトバンクの吉本に二塁打を打たれ、1点勝ち越されてしまった。その後、ソフトバンクは、点が入らず負けてしまった。残念なのは、初回から杉内の球は、高めに浮き、切れもないと解説の人も言ってたが、7回で替えるかと思ったが、続投させた。結果論だが、もし7回で替えていれば、勝利したかもしれない。交流戦まだ1勝しかしてないヤクルトを舐めたわけではないだろうが、この負けは、大きいと思う。が、交流戦もまだ中盤、打線は、小久保は、抹消されたが、ぺタジーニが入り厚みがでてきた。だが、誰か言っていたが、重量打線だと、細かい野球が出来ない。そこのところをうまくかみ合わせ、あと全勝する位の気構えで、向かっていってほしい。
自分は、歴史小説が好きで、結構色々読んだが、どの時代の歴史が、面白いかと言えば、安土桃山時代と幕末の一時期である。そこには、多種多彩な人物が現れ、又それをいかにもその時代に生きて、その人物を見てきたかのように描く小説家達の力量に驚かされる。ただ、作家の立場や物の考え方によって、その人物が、多少違うように描かれているのは仕方ない。ただ疑問に思う事がいくつかある。一つ目は、織田信長の本能寺の変である。彼は、その日わずかな手勢で本能寺に泊まっている。今から思えばそれは、驕りとしか言いようが無い。天下統一の後一歩と言う所で命を落としてしまった。それまでの信長の生き方と少し違った場面がする本能寺の変である。もっと護衛部隊を持つべきではなかったか。そうすれば易々と明智光秀に討たれる事も無かったであろう。二つ目は、豊臣秀吉の朝鮮侵略である。彼は、天下統一を成し遂げ日本国に平和をもたらしたが、その彼が、何ゆえ朝鮮を攻め明まで滅ぼそうと言う無謀な賭けにでたのかよくわからない。自己を肥大化し過ぎて、老人的なある種のボケに落ちて行ってしまったように思う。それは、彼が本当に異国を攻めるに当たって、何のプランらしき物を持っていなかった事による。若い時の彼ならば、もっと異国の調査を数年間にわたりしたに違いないが、それすらした記録も無いようだ。三つ目は、関が原の戦いにおける前しょう戦で、家康は、上杉氏を攻めようとして会津まで行こうとしたのだが、上方で石田三成が、挙兵したと聞き鎮圧する為戻るのだが、何故上杉氏は、徳川方の後方を脅かさなかったのか。それをしていれば、関が原の戦いも違っていただろう。
4/29から始まったゴールデンウイークも昨日で終わった。とてもよいお天気で、気温も上がり、どこも行楽地は、賑わったようだ。高速道路も1000円で混雑したようだ。海外旅行も何十万と言う人が、出かけたようだが、本当に、不景気なのかと疑問に思ってしまう。お金を持っている人は、海外に落とさず、国内に落としてほしいと思うがー。私は、もう引退して、毎日、日曜日の生活だが、若い頃は、連休があるとどこかに行かないと”損”みたいに思い、人ごみも何のそので出かけたものだ。それが、年を取るにしたがい、億劫になってきた。今は、毎日が、日曜日のせいもあるが、人の多い時にあえて行こうとも思わないが、若い頃のようなエネルギーが、ほしいと最近切に思うことがある。このゴールデンウイーク中も仕事を休めない人も大勢いる。その人達のおかげで、我々が、楽しめる事も忘れては、いけない事だ。他の日に休めるとは言っても、大部分の人が、休みの時に働くのは、イヤではないかと思うが。私達夫婦は、いつか子供達とその家族全員でどこか旅してみたいと思っている。私達は、いつでも良いが、皆の休みが、合わないといけないので、ちょっと難しいかもしれないが、楽しみにしている。
今、普天間基地問題で鳩山首相は、批判にさらされている。昨年の衆院選で、最低でも県外移設をと訴えていたが、今になってあれは、党の公約でなく、個人の公約だと述べているみたいだ。普天間の県外移設は、はなからあり得ない事は、沖縄の人達その他多数の人々は、わかっていたはずである。もしそれを実現するとすれば、日米安保条約を破棄するしかない。日本の一方的な思いいれだけを述べた政治家の悪い癖だ。選挙に勝つために夢のような事を次々とならべるが、それが、現実の選挙かもしれない。今朝の読売新聞の編集手帳に面白い事が、書かれていた。少し拝借すると、小政治家ならば、失言なる言葉も大政治家が、語れば名言で通る。ドゴール曰く「政治家は、心にも無い事を口するのが、常なのでそれを真に受ける人がいるとビックリする。」晴山陽一さんの”すごい言葉”によれば、フランス大統領に就任して5年目、1962年の発言と言う。懸案のアルジェリア危機を収めた年であり気がゆるんだのか、本音がつい口をついて出たのだろう。ある意味すごい記事である。また晴山さんは、ドゴール言葉にこう感想を述べている。「口と心の間の距離が、一番長いのが政治家という種族であるらしい」と。政治とは、政治家とはそういうものなのか?